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category博物館・美術館

カレル・ゼマン展 IN 刈谷

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今回は、チェコのアニメーション界の巨匠、カレル・ゼマンの展示が行われていると聞き、再び刈谷市美術館を訪れました。ここでは、2007年に「チェコの絵本とアニメーションの世界展」が開催されました。

zuroku

刈谷市美術館

さて、この展覧会のタイトルにもあるように、カレル・ゼマンが「もうひとりの巨匠」と言われるゆえんですが、チェコでは絵本作家としても知られるイジー・トゥルンカが第一の巨匠であるからということでした。
今回の展示は、彼の代表的アニメーションの上映はもとより、「前世紀探検」(1955年)などで使用されたトリックや原画、人形、絵コンテなどが紹介され、とても興味深い内容となっています。
図録の説明によると、ゼマンは、チェコのズリーン(Zlin)にある世界的靴メーカーのバチャ(Bata)に入社。広告部門に所属し、Brnoの店舗ショーウィンドーディスプレイなどを担当した後、広告映像を手がけるようになり、これがゼマンのアニメーションの世界に足を踏み入れるきっかけになったようです。

カレル・ゼマンといえば、マミンカは彼の遺作となった「ホンジークとマジェンカ」(1980年)を思い浮かべますが、彼の残した作品には「クリスマスの夜」(1945年)のちょっと田原俊彦似(?)の人形とか、「プロコウク氏シリーズ」(1947~59年)のプロコウク氏(じっと見るという意味のチェコ語が由来とのこと)など、ユーモラスで実に愛らしいキャラクターも登場していました。

ホンジーク
美しすぎる「ホンジークとマジェンカ」

今回紹介されていた作品の中で、マミンカが興味をひかれたのは、映画史上初めて、ガラス細工を用いて、幻想的な世界を創り出したという「水玉の幻想」(1948年)。ゼマンがこの作品に関して「思い出すのもイヤなくらい(ガラスが)壊れた」と語ったように、かなり大変な思いで製作したと思われます。何としても、このアニメが観て見たいと思って検索したら、カレル・ゼマン短編集の映像が検索できました。

水玉の幻想
繊細すぎる「水玉の幻想」

水玉の幻想 カレル・ゼマン短編集

改めて「ホンジークとマジェンカ」の映像も観ましたが、この美しすぎるキャラクターは本当に素敵。マミンカは以前に、GLAYの「夏音」のPVがこの作品の世界に通じるものがあると紹介しましたが、まさに普遍的な美しさがあります。

夏音

夏音 PV はこちら

ゼマンは、人形や、ガラス細工、切り紙や実写など多岐にわたる手法を駆使し膨大な時間を費やして、数々の作品を創り上げました。もし、CGなどでどんな映像も製作が可能な現代に、ゼマンが生きていたらどんな作品を生み出していたでしょうか。

マミンカはついに訪れることはありませんでしたが、世界的靴メーカー「バチャ」の本拠地であるZlinは、工場群のみならず、近代的な都市計画を採用して、住宅の他に様々な文化施設を建造したことで知られています。驚くのは、「バチャの摩天楼」と呼ばれる高層ビルでは、社長室のオフィスがエレベータとなり、上下階に自由に移動できるとか。どうぞ、Zlinに行かれたことがある方は、街の感想などお聞かせくださいね。

バチャ
これが、「バチャ」の本社ビル
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